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厚塗り風!ファンタジーなドラゴンイラストのメイキング紹介

みなさんこんにちは!
先日、豆苗を「まめなえ」と読み旦那にすっかり呆れられてしまったPARU+です。

今回の記事では、

これまでにイベントでお会いして作品を見てくださった方々からの要望の多かった、ドラゴンの厚塗り風イラストのメイキングを紹介したいと思います。

過去のイラストをサンプルとして、

  • 手っ取り早く厚塗り風のイラストを描いてみたい!
  • ドラゴンをかっこよく描くコツが知りたい!

このようにお考えの方にとって少しでも参考になればと思います。

それでは早速、解説スタート!

 

  1. 導入:ドラゴンの厚塗り風イラストのメイキングを紹介します!
  2.  ①ラフ-ポーズを決めよう!
  3.  ②骨格に慣れよう!全身を描くコツ
  4.  ③コンセプトを決める
  5.  ④色ラフ―雰囲気づくり・ライティングの決定
  6.  ⑤描きこみ―雰囲気そのままに情報量を増やす
  7.  ⑥完成とする。
  8. まとめ

①ラフ – ポーズを決めよう!

ドラゴンを描きます。

サンプルはこちらの5分くらいで描いたらくがきですが、ここにそのまま色を乗せていきたいと思います。

最終的にここで描いた線は塗りつぶすので、1番見せたい顔まわり以外は目安程度にざっくり描きました。細かい形のゆがみや縮尺は、PCに取り込んだときに調整していきます。

ポージング

 

ポージングではそれぞれのパーツの向きや角度が同じだと直立不動のように固い印象になってしまうので、うねりやひねりを入れてあげると動きが出易くなります。

②骨格に慣れよう!全身を描くコツ

ドラゴンは空想上のいきものです。

  • 首は長いし関節が多くて、骨格がわかりにくい…
  • せっかく頑張って描いたのに、なんかそれっぽく見えないんだけど!
  • もう嫌や〜!!

そう焦らず!

そもそも実在しないいきものですから、自由に気ままに描いてOK!です。

 

動物の骨格から学ぼう

それでもできるだけ自然に見せたい場合や、リアルなドラゴンを描きたいときにはやはり動物骨格のいきものの観察とスケッチといった日々の練習あるのみです。

例えばこのイラストでは

顔はワニガメ、体のうねりはから、体表のウロコの入り方はワニなどからヒントを得ています。

実在のいきものを参考にすることで、見た目や構造の説得力を高めることができます。

 

③コンセプトを決める

ラフが完成したら、色を塗る前にまずコンセプトを決めます。

  • 岩場に降り立ち、一帯を炎で焼き尽くす破壊者
  • 迫力
  • 恐怖

このようにいくつかのキーワードにしておくことで、(やっぱりカワユイドラゴンにしちゃおっかなー∩//ω//∩ブヒヒ)といった迷いを減らすことができます。

 

④色ラフ – 雰囲気づくり・ライティングの決定

絵作りには様々なアプローチの仕方があります。

今回は完成像を早めに決めたかったので固有色を特に決めず、「雰囲気とムードから絵づくりをする」方法を選びました。

暗いキャンバスに、ぼんやりとした光で色付けするようなイメージです。

コンセプトで決めた「炎」というモチーフがあるので、「下方向から強い光を当て、炎の照り返しによってドラゴンの姿が浮かび上がる絵」という点だけ決めて色を置いていきます。

 

▼ムードから描く方法、またその他のデジタル画法はこちらの書籍がおすすめです。

スピードペインティングの極意

3DTotal.com (著), 高木 了 (編集), 株式会社スタジオリズ (翻訳)

 

 

 

⑤描き込み – 雰囲気そのままに描きこむ

色のラフができたらあとは雰囲気を損なわないように、部分的にロイヤルティフリーの写真素材を用いながら絵の密度を上げます。

PIXELS

日頃から素材のストックは溜めていますが、毎回イメージに沿うテクスチャや色味が異なるので、その都度新たに素材を探しながら使うことも多いです。

写真素材を使うときはディテールの差、明度差、彩度差が出ないように色調補正をかけたり、ところどころレタッチしてディテールを潰したりして全体のバランスをとります。

 

ドラゴン、岩、遠景のディテールを描きこむ

モチーフごとにレイヤーを統合し、それぞれディテールを描き込んでいきます。

ここで初めに描いたラフの線はほとんど消えます。

ぼかし系のブラシでボリューム感と陰影を描いたら、エッジの効いたブラシで輪郭線やウロコを描き足します。

カンバスはズームせず、全体像を見ながら雰囲気が崩れないように注意します。

見せ場=「最も視線を集めたい場所」

1番注目させたいのは光が最も強く当たる首のつけね~顔の周辺なので、ここだけはズームで寄って細かく描き込みました。

しっぽと比較すると上の図くらい差がありますが、引いて見ると全然気にならなかったりします。

視線を集めたいところを徹底的に描き、他はさっと流しましょう。

これは決して雑なのではなく、メリハリです。

このように自分に強く言い聞かせながら絵をまとめます。

 

⑥完成とする。

 

最後に全体の色調補正被写界深度色収差といった効果を追加します。

らくがきや趣味絵の場合、何をもって完成とするかはいつも悩みますが

「全体の色の対比と粗密のバランスがとれ、絵として成立してきた」と感じたのでここで終わりです。

ここまでで1時間でした!…とかっこよく締めたいところですが4時間くらいは掛かりました。

そのうち時間がとれたら、ここからもう少し描き込んでみたいですね。

まとめ

ドラゴンの厚塗り風イラストのメイキングを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか??

絵の描き方はひとそれぞれなので、どれが正解というものはないと思います。

今回紹介したフローのなかから、みなさんにとっての気づきや、ヒントとなるポイントが少しでもお伝えできていたなら嬉しいです。

 

「ここがわかりにくかった!」

「もう少し深掘りして聞いてみたい!」

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それでは今回はこの辺で!

 

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